ニドクイン [編集]
No.031 タイプ:どく/じめん 急所率 :14.8%
能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特殊 | 素早 | 合計種族値 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニドクイン | 90 | 82 | 87 | 75 | 76 | 410 |
ニドキング | 81 | 92 | 77 | 75 | 85 | 410 |
ニドキングと対を成すどく×じめん複合タイプ。
全50のわざマシンのうち38技、ひでんマシンは2技を習得可能な点はニドキングと同じ。
ニドキングと同様に攻撃技の範囲も広く、はかいこうせん、のしかかり、ふぶき、だいもんじ、10まんボルト、なみのり、じしん、いわなだれ、
とエスパー以外の主要攻撃技を習得可能。
自力習得技は細々とした違いがあるが、有用どころではのしかかりを自力習得するのがニドキングとの相違点。
ニドキングはつのドリルを自力習得できるが、ニドクインもわざマシン07で習得可能。
じめん複合でふぶきを覚えるサイドンと比べると
ノーマル・ひこう耐性は無いものの、鈍足ポケモン相手に一撃必殺技を撃てる素早さが有り、
特殊も絶望的に低くはないし4倍弱点がないこともあって、サイドンほど確1で沈むような状況は多くない。
また、ニドクインはどく複合であるため、でんきポケモンがじめんポケモンに対して苦し紛れでくりだすどくどくや、
フシギバナらが仕掛けてくるどくどく+やどりぎのたねのコンボが通用しない。
しかしながら、ニンテンドウカップ'97ルールでは種族値が不足しており(特に特殊と素早さ)、動きにくい。
第一世代ではちからずくの特性はないので特殊技の威力が高くなることがなく、役割破壊としても威力不足。
耐性についてもメジャーなエスパー・こおり・じめんに弱いのは難点。
結果、でんき相手にはどくどくの搦手含めてストッパーとして機能するものの、
一撃必殺かふぶきが通らない相手にはどうにもならないことが多くなってしまう。
上記の特徴はニドキングと同じだが、ニドクインは種族値が多少耐久鈍足寄りになっているのが相違点となる。
第一世代は高速環境の上、ニドクインの攻撃種族値では微妙にでんきポケモンへの遂行速度が遅いなど、ニドキングの壁が厚い。
※同レベルのサンダースに対しニドクインは確2だが、ニドキングは低乱1。一撃で倒せる可能性がある。
ニンテンドウカップ'99でもニドキングを差し置いての活躍はなかった。
覚える技はニドキングと実質同じなので、同様の運用はできるのだが、
ニドクインの耐久が確定数の違いに大きな影響を与えることがあまりないため、
どうしても攻撃面で勝るニドキングの劣化になってしまう。
技考察 [編集]
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
---|---|---|---|---|---|---|
じしん | 地 | 100(150) | 100 | - | 一致じめん技。性能安定。 ダグトリオとだいたい同じ威力。中速帯のでんきポケモンより遅い点は注意。 | |
じわれ | 地 | - | 30 | 一撃必殺 | ひこうと自身よりSが高い相手には無効化されるので注意。 麻痺らせなければゲンガーには当たらない。 | |
はかいこうせん | 無 | 150 | 90 | 行動不可 | 倒し切れば行動不可にならない。 | |
のしかかり | 無 | 85 | 100 | 麻痺30% | 一致技。追加効果が優秀。 | |
つのドリル | 無 | - | 30 | 一撃必殺 | ゴーストと自身よりSが高い相手には無効化されるので注意。 基本的にはじわれよりこちらを優先。 | |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | - | 対フリーザー・ファイヤー。いわ4倍ピンポイント。 | |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
ふぶき | 氷 | 120 | 90 | 凍り10% | 対くさ・じめん・ひこう・ドラゴン。 | |
10まんボルト | 電 | 95 | 100 | 麻痺10% | 対みず・ひこう。 | |
なみのり | 水 | 95 | 100 | - | 対サイドン・ゴローニャ。みず4倍ピンポイント。 | |
だいもんじ | 炎 | 120 | 85 | 火傷30% | 対パラセクト。ほのお4倍ピンポイント。 ルージュラ相手に一矢報いたいならじしんで十分。 | |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | |||
かげぶんしん | 無 | - | 回避率↑。ポケスタ2では回避上昇率が下げられている。 | |||
みがわり | 無 | - | 身代わりを設置。主にでんき対面からの交代読みで。ポケスタ2では状態異常を防げる。 | |||
どくどく | 毒 | 85 | 猛毒状態にする。相手の交代を誘いやすい。 第一世代ではどくタイプでも必中とならない。どくポケモンには無効。 |
型考察 [編集]
電気ストッパー型 [編集]
推奨Lv:50
確定技:じしん/ふぶき/つのドリル
優先技:かげぶんしん
選択技:みがわり/のしかかり/どくどく
シンプルにでんきポケモンへの役割遂行を重視した型。
でんきポケモンのどくどくによる悪あがきさえ許さないのが、ニドクイン(とニドキング)の特徴。
Lvは50で十分。
ニドクインではLv55でもLv50ルージュラを抜くことはできない。
基本はでんきポケモンを倒すのが役割だが、それ以外のポケモンに対しては
ふぶきで凍結を狙ったり、ラプラスなど鈍足ポケモン相手に一撃必殺技を狙っていく。
でんきポケモン相手かげぶんしんやみがわりを積めば、一撃必殺の試行回数も稼げる。
のしかかりの麻痺を引ければ微妙な素早さのニドクインにとっておいしいが、
それだけのためにタイプ不一致のしかかりを採用するのは厳しいか。
技のデパート型 [編集]
推奨Lv:50
確定技:じしん/ふぶき
優先技:なみのり
選択技:かげぶんしん/いわなだれ/のしかかり/10まんボルト/だいもんじ
覚える技の多さを生かした型。
タイプ一致のじしんと30%凍りのふぶきは確定。
後は、主に4倍狙いの特殊技や麻痺狙いののしかかり、対面性能強化のかげぶんしんなどを組み合わせて役割破壊を遂行する。
上をとれるLv50サイドンを乱1にできるなみのりの優先度は高いか。
対ニドクイン [編集]
- 注意すべき点
- でんき無効のじめんポケモン。
でんじは無効にくわえどくどくも無効。
ふぶきや一撃必殺技で強引な突破を狙ってくる。
威力は低めだが、各種特殊技を覚えるので意外なところで役割破壊してくることも。
- 対策方法
- ニンテンドウカップ'97ルールでは種族値不足で耐性も悪い。
有利なタイプで上から攻撃していけば乱1~確2程度で沈んでいく。